2013年5月15日水曜日

チューブレス化といろいろ。

レース以外の日は土日祝日ガッツリ仕事でして、くたびれました。そんな休みの無い現場も一段落してヤレヤレです。

GWを挟んだので、ずっと前に頼んであった荷物がやっと来ました。

久しぶりにバラして作業。

気になっていたことをチマチマやりました。
・配線のまとめ
・エアーフィルター交換
・MJ165→170
・プラグ交換
・クラッチレバーをZITA→Rallyショート
・フォークのアライメント直し
・チェーンガイドのボルトが邪魔なので納まり変更
などなど。

その中でも今回の目玉は、後輪のチューブレス化。

もうね、チューブタイヤの交換ってめんどくさい事この上ない。貧乏なのでサーキットが終わるとそそくさと公道用のタイヤにハメ替えます。毎回チューブ入れてやってるととっても時間が掛かります。それに5インチ化で重くなって、ちょっとでも軽量化したいです。

チューブレス化のメリット、デメリットを長いこと考えてました。

<メリット>
・タイヤ交換が超ラク。
・チューブ分バネ下が軽くなる。
・チューブと相性が悪いタイヤが使える。(ミシュランとか)
・ビード出しが容易。

<デメリット>
・いつ抜けるかわからん。
・抜けたらその場では直せない。
・テープの経年劣化がわからん。
・ジャンプに耐えられるのか?

などなど。ま、でもフロントタイヤはかなりな信頼度でもちこたえてるので、やるだけやってみましょう。構造を見ると万一エア漏れが起きたら、その上から強引にチューブを入れることもできます。これが原因のリタイヤは避けられるでしょう。

マニュアルを読む。・・・とりあえず「リムの溶接ビードを平らにせよ」、と。

#300でスタート。塗膜しか歯が立ちません。こりゃキリが無いわ。手持ちで一番粗いやつは・・・#80。

ゴシゴシ・・・ゴシゴシ・・・、、、日が暮れましたw。ビードの溶接痕って深いところでは1mmぐらいあるような。マニュアルの一言に何時間掛かるんだ・・・。

テープの場所だけでなく、リムの端部、タイヤの耳が掛かるところもやるらしい。確かにこういうリムはタイヤとの密着性をあまり考慮して無いだろうね。

ゴシゴシ・・・ゴシゴシ・・・ああああ腰が痛い!

「なんで俺は新品のリムをガリガリ削っているんだろう・・・」とかなり哲学的な葛藤をしながら削ります。悟りを開いた頃・・・、

だいたいできた。ちなみにここまで4時間ぐらい掛かりました。もういや。

#80→#180→#320→#400で仕上げました。写真ではわかりませんがトゥルトゥルです。これで漏れたらもう知らん。

洗浄、脱脂します。パークリでフキフキ→シンナーでフキフキ→シリコンオフで仕上げ。そのあとドライヤーで乾かします。

疲れてボーっとして、このあとマニュアルに書いてあった「マジックリンなどのアルカリ洗剤で洗います」を見事にすっ飛ばしました。もういいや。

両面テープを貼ります。ここで3つ大失敗。

①テープを引き出しすぎてクチャメチャになりました。ちょっとずつ貼り付けて気泡をグリグリ出してゆっくり貼り進めた方がいいようです(当たり前)。

②ニップルの隙間に乾ききってないシンナーが残ってて、ニップル周りを押さえたら「ブチュッ♪」とか出てきた。マニュアル通りマジックリンで洗って完全に乾かさねばなりません(当たり前)。

③最後にテープをカットしたときしっかり切れてなくて、引っ張ったら伸びちゃって幅が細くなっちゃった。焦ってはいけません(当たり前)。

もうどうでもいいや。

バルブを挟みながら保護テープを貼ります。マニュアルには「根気が要るからがんばれ」と書いてあります。もうこの段階で何回「もういいや」って言ったかわからん。根気なんて残ってないよ。

でも、そんなに大変ではなく順調に終わる。さっきの両面テープの方が大変だったなあ。

完成。マニュアルには「終わったらすぐタイヤを嵌めてエア圧を2.5kg掛けて、空気圧で圧着せよ」と。へいへい。なんかこのパーツ、かなり体育会系です。始めたら最後まで休憩できません。

もーあかん。疲れました。夕方から始めて終わったのは深夜。


指定の2.5kg掛け続けて、翌朝再びエア圧を計ってみると、ぴったり2.5kg!

ヽ(´ー`)ノバンザーイ!一応成功のようです。仕事が終わってから試走してきました。走り出しから軽いのがわかる!今までフロントはシャキシャキストロークしても、リアはドスンドスンって動きでしたが、フロントと同じスピードでストロークします。軽快!

正直鈍い方なので、あんまり違いはわからんかなーと思ったんですが、こりゃわかるわ。たかがチューブ1kgでもバネ下ってのは変わるもんだねー。

ゆっくり近所で実験したあと計って大丈夫だったので、ワインディングに行ってきました。

楽しい!やっぱり軽いのは素晴らしい。モッサリ感がなくリアを動かしやすい。途中や帰ってからエア圧を計ったけど、温感の圧力上昇しか変化が無く、漏れはないようです。しくじったことが多いのでどれだけもつかわかりませんが、とりあえずこのまま使ってみようと思います。



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